「新鮮でおいしい“ちりめん”(=しらす)をお客様にお届けしたい。ただそれだけ。」 地域で愛され続ける老舗網元・加治木水産

 九州の南に位置する鹿児島県志布志市。このあたりの人たちは一般的に言われている“しらす”のことを“ちりめん”と呼びます。 鹿児島県は古くからちりめん漁の盛んな地域で、その中でも志布志湾近郊で獲れるちりめんは「背白ちりめん」と呼ばれ、その名の通り背中が白く、生で食べても苦みが少ないのが特徴で、貴重で上質な海の幸として地域の皆さんに食されています。

美味しいちりめんは鮮度がすべて。 海と太陽の恵みをできるかぎりそのままに。

日の出とともにちりめん漁は始まります。水揚げしたちりめんは鮮度を保つために氷水で冷やしながらいったん最寄りの港へ寄港し、待機しているトラックに積み替えます。そして直接工場へ運び、水洗いのあとに釜揚げ(釜茹で)します。

水揚げから釜揚げまでの時間はおよそ30分。 ちりめんは繊細で痛みが早いので鮮度がすべて。時間との戦いです。


ふわふわでやわらかな食感の“釜揚げしらす”と南国の太陽で仕上げた綿のように美しい“天日干しちりめん”。

釜揚げしたちりめん(釜揚げしらす)は、身がくずれないように人の目と手作業で丁寧に選別し商品化します。 

また、南国の太陽の日射しで乾燥させた自然製法のちりめんは、旨味が凝縮して綿のように美しい無添加・天日干しちりめんに仕上がります。

※天日干しの風景と天日干し(乾燥)ちりめんの写真(上下)


地域の皆さんに愛され続けて60年。人気の工場直売所。

加治木水産さんは、昭和39年にちりめん専門の網元として創業し、漁から加工・販売までを自社一貫体制で行っています。 創業間もない頃から地域の皆さんのために直売所を開き、獲れたて・揚げたてのちりめんや先代より受継いだタレでつくった佃煮ちりめんを買い求めに、朝からご近所の方々が出入りされます。

また、獲れたその日しか味わえない「朝獲れの生ちりめん」は、水揚げの量やちりめんの質、来店のタイミング等の条件がそろわないと地元の方でもなかなか食べられないとても希少な逸品です。

最近では獲れたての新鮮なちりめんを求めて、地域の方だけでなく市外・県外からも足を運ばれる方々もいらっしゃいます。


― Producers ― プロデューサーズ

ちりめん網元・加治木水産

〈事務所/工場/直売所〉鹿児島県志布志市志布志町安楽192-62

●お問合せ:099-473-0718  

●営業時間:9時~17時

●日曜日とお盆、年末年始はお休み(天候によりお休みする場合がございます)

●受賞歴・・・農林水産大臣賞受賞 



★おすすめのしらすレシピ

〈 釜揚げしらすの天ぷら〉

※材料・・・豆腐/ニラ/釜揚げしらす


〈しらすのパスタ&ピザ〉

〈釜揚げしらす丼〉

〈釜揚げしらすとうなぎ丼〉

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